飲酒 - 沖縄の文化か?それとも依存症か?
残念ながら、私の嫁いだ先では、
お酒を倒れるまで飲んでも、
お酒が原因でトラブルを起こしても、
しょうがないな、くらいの感覚でした。
「沖縄ではこれが普通だから」
それが義母の口癖でした。
私の中でも
アルコール依存症
=朝から晩までお酒を飲み続け、手は震え、仕事も出来ない状態の人
と思い込んでいました。
でも、夫の飲み方がだんだんひどくなり、
あるとき友人に相談したら
「それってアルコール依存症の手前じゃない?」
と言われたことがきっかけで、いろいろと調べるようになりました。
調べれば調べるほど、夫に当てはまることがたくさんありました。
お酒を飲んでいても、決して幸せそうには見えなかった元夫。
怒りっぽくなったり、体調が悪くなるまで飲んでもまだ、
「沖縄では普通だからさ」
と言い続ける元夫は、ある意味、義両親の被害者のようにも感じました。
離婚したときに、彼に一冊の本を渡しました。
タイトルは
「酔うと化け物になる父がつらい」
作者自身が子供の頃、酒癖の悪い父を持ち、そのせいで家族が崩壊した経験をつづった話。
お酒の事を指摘されるのが、大嫌いだった元夫。
でも漫画好きの彼なら、読めるかもしれないと思いました。
―あるアルコール専門外来の医師から
「お酒のせいで人間関係が壊れたことがあるなら治療の対象」
と言われた―
この本の作者があるインタビューの中でそう話していました。
この記事を見たことが、夫の飲酒問題の深刻さを思い知るきっかけでもありました。
元夫は死ぬまで飲酒はやめないでしょう。
それでも、この本を読んで、
ほんの少しでも、何かを感じてくれたらそれでいい。
今でもその気持ちは変わらないです。
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